超人の技

過去と今を繋げると、今と未来が繋がる

今と未来の繋がりが強いひとは、セルフコントロール緑が高いことが知られています。

今、暴飲暴食したら、未来の自分が太ってしまうと実感している人は、暴飲暴食しないですよね。

今の自分と未来の自分は別の人間だと思う人ほど、衝動的な行動が多くなります。

時間割引率とも呼ばれている考え方です。

今と未来をつなげるには

今と未来をつなげるには、過去と今を繋げる練習をすることです。

練習法としては
過去に起こした行動が、今の自分にどういう影響を与えているかを書き出します
「近道をしようとしたら、かえって時間がかかったので、次から回り道をすることにした。」
とか、簡単なことでいいです。

「高校の時、あの先生との出会いがあったから、今の自分がいるんだな。」
といった漠然としたものでもいいです。

こういった練習をすることで、今と未来を繋げる力がつくばかりか、自己肯定感もあがります。

全てこじつけるのは問題がある

こういった練習方法にも、注意事項があります。
それは、ネガティブな事象と繋げないことです。

過去と今を繋げようとしたら、
なんの関係もないことを、関係あるように捉えようとしてしまいます。

例えば
「昨日ケーキを食べたから、今の私は太っているんだ」
昨日ケーキを食べたくらいでは太りませんよね。

けれど、そのようにこじつけてしまうと、ケーキを必要以上に大きく扱ってしまうことになるんですね。

「子供の時に、虐待されたから、今の自分も子供を虐待しているんだ」

こういったストーリーを作ってしまうと。
過去の虐待されたという記憶が大きくなり、今の虐待している自分を正当化してしまいます。

アドラーのトラウマは存在しない、といった考え方に似てますね。

過去にあったネガティブなことが全て悪いことではなくて
過去にネガティブなことが起こったけど、今の自分は元気に過ごせているな。
こういったストーリーを作り出すこともできます。

進捗をつける

進捗をつけるというのも、過去と今を繋げる良い方法です。
進捗は、やる気を出させてくれるので一石二鳥のテクニックです。

今、取り組んでいるプロジェクトの進捗を過去に戻って書いてみましょう。

過去の努力が今の力になっていることが分かるはずです。

まとめ

過去と今を繋げる練習は、時間割引率を低くするのに役に立つが、過去に起こったネガティブな事象や、今と関係無い事象を無理やり繋げるのは、違った問題を引き起こす可能性があるので、注意する。