物事を選択する時に、メリットとデメリットを比較検討して、メリットが大きいもの、デメリットが小さいものを選びますよね。
ただし、それだけでは、視野が狭くなりがち。
デメリットを活かすという思考法は
選択において、視野が広がる思考法
デメリットを活かす
デメリットを活かせないか考える。
車を買う時
Aは燃費がよいが、乗り心地が悪い
Bは燃費が悪いが、乗り心地がよい
このとき、乗り心地の悪さ、燃費の悪さを活かせないかどうか考える。
乗り心地が悪ければ、車に乗る機会が減るので、燃料費やメンテ代が安くなる。
乗り心地が悪ければ、社用車の乗り心地が良く感じるので、仕事のモチベーションがあがる。
燃費が悪ければ、何度も給油しないといけなくなるので、お金に対する意識が高くなる。
燃費が悪ければ、急発進、急加速のような下手な運転ができないので、安全運転になって事故が減る。
こういう視点を増やし判断材料を増やして、さらに吟味すれば、よい判断ができます
デメリットを消していく
デメリットを感じた時に私たちは、判断を間違えたと思ってしまいます。
デメリットが想定外のものだけでなく、想定内のデメリットでも後悔してしまいます。
メリットの大きさよりも、デメリットの大きさを人間は嫌がるので、デメリットを消していく作業が、後悔しない選択に繋がります。
デメリットを活かすことの最大のメリット
デメリットを活かす思考法の最大に良い点は
新しい情報を増やす
デメリットを消す
とそれではありません。
最大の利点は脳を比較思考から検索思考に変えてくれる点です。
比較思考とは、どちらがよいか、どちらが悪いがを選択するという考え方で
検索思考は、よりよい選択は何か?を探す考え方です。
既に出ている選択肢だけでなく、第3の選択肢を思いつくのは、検索思考をしているときです。
赤と青のどっちが好き?って考えてる時に、紫がいいかもって思いつく時です。
この車を買うべきか、買わないべきかを考えている時に、車を買うより、歩いた方が健康的で安上がりだって思いつく時です。
デメリットを活かす考えをすれば、正解は2択ではないという考えに自然に至れます。
アイデアは誰でもだせる。
アイデアを出すのは難しいという考えが蔓延しています。
ものすごいアイデアは、簡単に出せるものではないですが、
特別なアイデアや新しい考えでなければ、私達でも出せないわけではないのです。
アイデアや新しい考えがでないのは
アイデアを考える思考モードに入っていないだけ。
新しい考えを出す思考モードに入れば、それなりの考えは誰でも考えられます。
ですので、アイデアを出す方法を学ぶ前に、アイデアを出す脳に移行する方法を学んだ方がいい場合があります。
アイデアを出す方法論を実践するのは、さらに1歩進みたい人達です。
まとめ
デメリットを活かす考え方をする事で、視野が広くなり、正しい判断をしやすくなる。