意志力は何に使うかというと、それは、誘惑のある環境に身をおかないようにするために使うです。
誘惑には勝てない
意志の力の使い時というと、誘惑を断ち切るために使うと考える人がいますが、それは間違いです。
どれだけ、意志の強靭な人でも誘惑には、勝てません。
勝てる場合も存在すると思いますが、それを毎回は期待はできません。
目の前にポテチが置いてある状況で、ポテチを我慢できる人はいません。
我慢できる人がいるように見えたとしたら、それは、最初からポテチに興味のない人です。
そういう人を取り上げて、あの人もできるんだから自分もと思わないようにしましょう。
好きなものは我慢できない。これは人間のルールなので、恥じる必要はないです。当然のことです。
しかし、恥ずべきことは、我慢できない状態に身をおくことです。
環境つくりに意志力を使う
目の前のポテチには、誰も抗えないことが分かりました。
ですが、私たちの目標を達成するには、ポテチは敵です。誰も勝てない事実があるからといって、簡単に降伏を選ぶことはできません。
君子危うきに近寄らず
目の前の誘惑に勝てないなら、戦わない方法を考えるしかありません。
戦わない方法は
最初から、ポテチが目の前にない状況を作りだせばいいということになります。
意志力は、そのために使うのです。
その状況を作り出すために、いろいろと考えられます。
- ポテチを買わない
- お菓子コーナーにいかない
- 買い物にいかない
私たちは、こういった戦略をとることができます。
こういった戦略をとるときの、意志力の消費量を見てみましょう。
・目の前のポテチを我慢する 意志力消費量30
・ポテチを買わない 意志力消費量15
・お菓子コーナーにいかない 意志力消費量10
・買い物にいかない 意志力消費量5
もしも、今現在に自分に残されている意志力が20だったならば、目の前のポテチを我慢はできません。意志力が30あったならば、一度踏みとどまることはできますが、その後の行動は全て意志力0で行わないといけなくなります。
ここでのポイントは、前もって行動すればするほど、意志力の消費量は少なくてすむことです。
ポテチから遠ざかっている状態での判断は、難しくありません。
実に効率的です。
よって、私たちが、意志力を使うべき場面は、買い物にいかないと決定する時です。
決して、ポテチを目の前にして我慢する時ではありません。
まとめ
意志力は、目の前の誘惑に打ち勝つために使わない。
意志力は、誘惑に近づかないようにするために使う。