習慣化の威力は言うまでもありません。
意識的な行動を自動行動にすることで、必要な労力を減らし、やりたくない、めんどくさいという感情を抑えるのに必要なことです、
習慣化に負けず劣らず強力なテクニックが存在します。それがテンプレ化です。
テンプレ化の力
テンプレートを略してテンプレといいますが、テンプレとは型にはまった行動という意味です。
言い換えるなら、ルーティンと言ってもいいです。
テンプレ化することの最大のメリットは、選択に力を使わずに行動を済ますことができるという点です。
人間は一日に無数の選択をして生きています。一つ一つは気付かないくらい大したことありませんが、何百回何千回と無意識にしても選択を繰り返していては、脳が疲れてしまいます。
そして、脳の疲労感が、行動力をそぎ落としています。夜に何もやる気が起きないのは、そのためです。
テンプレをつくることで、必要なことに力を注げるようになるということですね。
テンプレ化は小さい視点
習慣化が大きな視点ならば、テンプレ化は小さな視点です。
英語を勉強するというのが習慣なら、どこに座って、どんなペンを使って、ノートには何をメモするのか等の細かいことを決めるのがテンプレ化ないしルーティンです。
食事を食べるという行動をテンプレ化するなら、まずは野菜、次に肉、最後にご飯という順番を決めるなどです。毎回、何から食べようかな?と考えていては疲れます。
テンプレ化するもの、しないもの
テンプレ化において、重要なのは無意識的な選択を減らすということです。
意識的な選択は、減らせないし減らす必要はないと思います。
ロボットのように、毎日同じ行動を繰り返すのがいいわけではありません。
今日は外食しようかな?それとも家で食べようかな?という選択は意識的にしてよい選択です。毎日外食にする、毎日自炊にすると決めてしまう必要はありません。
外食をすると決定したならば、その中でテンプレ化できることはテンプレ化する
例えば、予算
今日はいくらくらい使おうかな?と毎回考える必要はないです。外食する時の予算はいくらと家計の状況や金銭感覚で前もって決めておくことはできます。
例えば席やメニュー
いつもいっている店なら、どこに座る、何を頼む、なども決めていいかと思います。
新しいメニューを試したいなら、金曜日は外食して、新しいメニューを試す日にすると決めて外食するのがいいです。
店の席に座って、メニューを見てから、いつのも料理にするか、それとも新しい料理に挑戦するかという選択をなくすことができます。
何を選択してるのに気づく
無意識の選択に気付くのが、テンプレ化の第一歩かもしれません。
- 朝起きて、携帯をみようかな?見ないでおこうかな?
- 朝の水は、どのコップで飲もうかな?どれくらい飲もうかな?
- 着替えは何時にしようかな、上から着替える?何を着ていく?
- テレビをつける必要はある?テレビは何をみる?
ここに例として、挙げたのは、まだまだ意識的な部類です。
こんな意識的な部類でさえ、選択しているという感覚が少ないのではないでしょうか?
自分が選択している瞬間に気付き、その選択を減らせないかどうか考えてみてください。
まとめ
エネルギーを割くところに割く、エネルギーを割く必要のないことには、徹底的にエネルギーを割かない。
モチベーションを無理やり上げようとしなくても、エネルギーの消費を少なくして、エネルギーが有り余っている状態を作ってやれば、自然と、やろうとしていることはできるようになります。