その行動のメリット・デメリットを知っているだけでは、行動に移せません。なぜなら自分との関係性がわかっていないからです。
そこで、「一歩踏み込んだ何故」を考えることで、自分のこととしてとらえやすくして、行動にうつせるようにしましょう。
何故を繰り返すと、価値観がでてくる
なぜを繰り返すことで、自分の価値観を導きだすという有名な手法があります。
それは、なぜを突き詰めれば、最終的に自分に行き当たるということです。
- お金がほしい→なぜお金が欲しいのですか
- ブランドものが買いたいから→なぜブランド物が買いたいのですか?
- 人から下に見られたくないから→なぜ下に見られたくないのですか?
- 人を見下す方が楽しいから
こんな感じで、なぜを繰り返したら自分の深層心理が浮き彫りにされます。
しかし、全てのことに、なぜを繰り返すのは現実的ではありません。難しいですからね。本当に自分と向き合いたいときにやればいい手法なのかなと思います。
その点、「一歩すすんだ何故」は、使いやすく、エネルギーも使いません
一歩すすんだ何故とは
先ほどの例でいうと、一歩すすんだ何故とは、なぜお金がほしいのですか?という質問です。
なぜブランド物が買いたいのですか?は二歩すすんでいます。そこまでする必要はありません。
一つだけ、なぜをぶつけることで、一つだけ自分に近づけます。
お金が欲しいという行動が、自分と繋がりやすくなるので、お金を稼ぐという行動をしやすくなります。
一歩すすんだ何故の例
・睡眠不足は交通事故の確率をあげるので、解消したい。
なぜ解消したいのですか?→自分の人生を無駄にしたくないし、家族に迷惑をかけたくないから
・勉強しないといけない
なぜ勉強しないといけないのですか?→志望校に合格したいから
・ダイエットしたい
なぜダイエットしたいのですか?→健康的に生きたい
文字として書いておく
上の例を見て、「なんだ、それくらいなら考えているよ」と思う人は多くいると思います。
しかし、大事なのは、それが脳にしみ込んでいるかどうかです。
志望校に合格したいというのは、考えたことがあるけれど、日常にかえってみれば、勉強をしないといけないという事しか考えていないのではないでしょうか?
理由がちゃんと脳に染み込んでいなければ、行動にうつす可能性は低くなります。
そこで、おすすめなのが理由も書くということです。
今日の予定
- ウォーキングするー痩せるため
- 勉強するー給料をあげるため
- 寝るー健康的に生きるため
このように、予定の隣にちょっとだけ、それをやる理由をメモしてみましょう
まとめ
何をするのかだけでなく、なぜするのかも一緒に考えると、行動にうつす可能性があがる。