リスクとリターンはセットだから、成功するためにはリスクが必要。そういった考えがあると思います。
リスクとはなんなのか、上手なリスクのとり方とは。
うまくいっている人は小心者
まず、うまくいっている人は小心者ということです。
取る必要のないリスクを可能な限り減らすことが成功の鍵であって、一世一代の大勝負に勝ち続けている人がうまくいっているわけではありません。
普通に考えたら分かることですが、成功者の英雄譚には、あの時リスクをとったから成功したとおおげさに描かれており、読者や視聴者が喜ぶように演出されているだけです。
経営破綻から一発逆転で会社を立て直すのが賢い社長ではなく、経営破綻にならないように会社を運営するのが賢い社長である。
階段は一段一段あがればいい
階段を三段飛ばしで登っていけば、はやく上に上ることはできますが転倒、怪我のリスクは上がります。
登山で走れば頂上に早くつく可能性はありますが、大抵途中で力尽きて歩いている人に抜かされます。
そして、我々の人生は富士山を登るよるも遥か遥かに長いです。
調べることでリスクを減らせる
リスクという言葉で真っ先に想像できるのが、お金のリスクでしょう。
お金のリスクについて考えてみると、さきもの取引において、取引内容において何の知識もなければギャンブルになりますが、取引物を入念に調べて儲かると自信をもったならば、それはリスクではなく資本の先入れというだけです。
高額のセミナーをを受ける時、ありがちなのが〈前から興味をもっていたから〉〈なにか面白い話きけたらいいな〉等の理由です。それではギャンブルにしかならないと思います。
セミナーに参加する理由が〈講演者の本を読んで理解できなかった部分があるから、さらに深く理解したい〉〈直接会って聞きたいことがある〉等の理由であれば、その回答と値段のつりあいをみて、必要な出費なのかどうか判断できるでしょう。
健康には何も代えられない
二番目に思い浮かぶリスクといえば健康のリスクでしょう。
この食品を食べれば癌のリスクがあるとか、この行動を続ければ死亡リスクが高まるといった表現はよく耳にします。
健康においてはリターンとリスクが見合ってない場合がほとんどです。
そのお菓子を食べれて得られるものは一時の快感だけであり、そのお菓子がなくなった瞬間にその快感はそのまま不快感に変わり、長期的には生活習慣病を発生させます。
例えるなら、極悪金融会社からお金を借りているようなものです。一時的にお金を借りれて楽しいのかもしれませんが、その10倍のお金を取り立てにきます。
必要なリスクをとることは良いと思いますが、身体に関しては、リスクとリターンの釣り合いが取れない不必要なリスクだと言えます。
小さいことで試す
リスクをとらない=新しいことをなにもしない ということではありません。ポイントは一歩外に出るです。
新しいことにチャレンジする際は、すこしづつ試してみることです。
先ほどの『調べることでリスクを減らせる』にも通じるところがありますが
起業したいなら、まず副業で始めてみて人の反応をみてから始めればよいですし。結婚したいなら、まず同棲してみて、うまくいきそうなら結婚すればいいです。
お試しは最小のリスクで済みます。
まとめ
リスクをとらないと成功しないという幻想を捨てる。