みなさんの物語はどういうものですか?
ここでいう物語は、人生設計みたいなものです。
自分を主人公とした話は、どういうものになっているのでしょうか?
変化の多い時代は、書き換える必要が多くでてきます。
3年後も分からない
人生設計に必要なものは、未来の状況です。
しかし、未来はわからないので、今と同じ状況が続いているという仮定をもって人生設計をします。
お花屋さんになりたいと書いても
10年後にはお花屋さんという職業自体なくなっているかもしれません。
それは、普通にありえることです。
すると、たちまち人生設計が崩壊し、新しく書き換える必要がでてきます。
今の世の中は3年後5年後も分かりません。
1年後の予想も当ててる人のほうが珍しいくらいです。
それなのに、あなたのする10年後の予想が当たると思いますか?
もちろん当たりませんよね
なので、現代の人生設計は難しすぎるのです。。
物語の書き換えはしんどい
物語を書き換えることは大変です。
書き換える作業が大変ということではありません、書き換えることで受けるダメージが大きいということです。
私は、サッカー選手になるために生まれてきた。サッカーが生きがいだという人がいたとしましょう。
もし、未来にサッカー選手という職業がなくなったら?サッカーという競技がなくなったら?
あなたの生きがいはなくなります。
じゃあ、気を取り直して野球選手になろうと切り替えられますか?
できる人は頼もしいですが、多くの人が簡単に切り替えられないでしょう。
人生設計を書き換えることは苦痛をともないます。
その苦痛が年単位でやってくる時代になっているのです。
一貫性のなさは辛い
一貫性のなさは辛いです。
例えば、昨日の自分はマグロが嫌いだったけど、今日の自分はマグロが好き
こういう自分になったときのメンタルを想像できますか?
こうなってしまえば
混乱して、自分のことが信頼できなくなります。
自分が好きなことが、本当に好きなんだっけ?となった感覚はある人は多いと思います。
そういう感覚が人生をかけて襲ってくるのが現代です。
自分で自分がわからなくなる。
自分で自分が信頼できない。
この状態は、何をするにしても大きな枷になります。
将来が約束されているから、頑張れる
自分の今が将来に繋がっているという感覚があるから頑張れるのです。
今日、投資した一万円が来年1万100円になると信じられるから投資をすることができます。
投資した一万円が、将来ただの紙切れに変わる可能性が高いとなったら、誰も投資をしません。
今やっている勉強が、将来キャリアアップに繋がると信じられるから、目の前の勉強を頑張ることができます。
80年物語を書く
自分の中に一貫性をもたせるには、80年物語を描くのがいい方法です。
80年変わらずに運用できる物語を描きましょう。
80年使える物語を書くと考えると、どのようにすればいいか見えてくると思います。
いままでの方法は役にたちません
「今いる会社で管理職になって、起業して、家族をもって、子供をつくって、田舎で暮らす」
適当な例で申し訳ないですが、少し想像力がある人は、こういう物語が良くないということは気付けると思います。
30年前であれば、こういう人生設計で事足りましたが
波乱の時代では、この通り生きられる確率が非常に低いからです。
今いる会社が潰れたら、書き換えないといけません。
家族をもてなければ、書き換えないといけません。
そして、そういう未来は普通にありえることです。
この例の人が描くべき物語はこうです。
「仕事に対して好奇心旺盛で、人を愛すること、自然が好きな人が、幾多の試練を経験して幸せに暮らす物語」
この物語プロットであれば、多く書き換えることなく、80年は使える可能性が高いです。