次の仕事に軽く手をつけておいた方がいいのか、それともきっちり区切りよく終わらせた方がいいのかという問題
これには色んな主張があり、今のところどちらが正解ということも無いのですが
今回は、認知コストという視点から考えてみます。
次の仕事に軽く手をつけていた方がいい場合
・面倒な仕事
始めることが大変な作業は手をつけていた方がいいです。
再び始めるための心理的ハードルをさげることができます。
・期限が先の仕事
認知コストを使うのは、先延ばしするときです。
そろそろ手をつけたほうがいいのは分かっているけど、締切がまだ先だから別の簡単なことをしようとなっている時です。
先延ばししようとしている仕事は、先延ばししやすい仕事は手をつけておきましょう。
・大きい仕事
1日単位、1週間単位で終わらない大きなプロジェクトは、手をつけていた方がいいです。
というのは、頭の中に置いておくという認知コストは、ほぼ同じだからです。
であれば、少し手をつけることで先延ばしを防いだり、再開する労力を安くするほうがいいです。
次の仕事の手をつけないほうがいい場合
・今抱えている仕事が多い場合
同時並行で4つ5つの仕事を持っていると脳が疲弊します。
さらに増やしたらパンクします。
・難解な仕事
これは難しいんですけど
認知コストという面では、脳内で考え事が増えるので、手をつけない方が正解です。
難解な仕事、アイデアを待つ仕事というのはあると思います。
次から次へとアイデアが振ってくるなんてことはないですからね。
とりあえず始めてみて、アイデアが振ってくるのを待つという仕事には、とりあえず手を付ける行為は効率面ではいいことです。
・一定の時間で一区切りの仕事
なかなか、いい例が思いつきませんが
例えば、30分ネズミを観察するという仕事があるとして、5分だけやっても意味がないわけです。
次に再び始める時は、また最初から30分ですから
じゃがいもを5分チンするというものがあって、とりあえず30秒だけチンするとしても
冷めたら5分やり直しです。
そういう一定の時間で一区切りの仕事は、手をつけないほうがいいでしょう。
・好きな仕事、やりたい仕事
好きな仕事、やりたい仕事をする場合は、手をつけない方がいいです
少し手をつけることでモチベーションはあがります。
モチベーションが欲しい時は、手をつけて楽しみを先取りするのはいい方法です。
認知コストという面でいうと、その仕事のことを考える機会が多くなり、脳はつかれてしまいます。
家に帰ったらプリン食べようと考えてたら、目の前のことに集中できなくなるみたいなことですね。