このブログはよりよい物語を提供するのが目的なので
「こうしたほうがいいよ」といった内容のものが並びます。
記事の中には「真似できないよ」というものも書いていると思います。
もし変えられない特性であり、その特性がプラスに働いていることならば
活かす方向で考えたほうがよいです。
特性は簡単には変えられない
今回は、今あなたについている物語の癖を特性と呼ぶことにしましょう。
その癖は意識して、改善しようとすれば変えられることが多いです。
けれども、その特性があなたの根幹部分をなしている場合は変えることは苦労します。
両親からの影響、子供時代からの影響
こんなものは簡単に変えることは難しいですよね
「お前は馬鹿だ」とずっと育てられてきた人が
「自分は賢い」という風に書き換えることが容易ではないことは分かると思います。
ずっとずっと、自分は馬鹿だと刷り込まれて生きてきたわけですから
そして、その特性は今のあなたを形作っていることに間違いありません。
今のあなたが得ているものは、その特性によるものであることがあるということです。
もし、あなたに配偶者がいて
その配偶者は「自分は馬鹿だ」と考えているあなたが好きと思っているかもしれません。
「自分は賢い」と考えるあなたを嫌って出ていくことも考えられますよね
どんなに歪んだ物語でも、今のあなたを作っている物語であることは覚えておきましょう。
プラス面に目を向ける
一般的に悪い癖、悪い特性であっても役にたっていることはあります。
これは極端な話ですが
爪を噛む癖がある子供に爪を噛む癖をやめさせたら、絵を描く才能を失ったという事例もあります。
この2つに因果関係がちゃんとあるかどうかは不明ですが、似たような事例は多くあると思います。
・比較する癖
他人と比較する癖は不幸になる最大の要因だとも言われています。
比較する癖はない方が幸福になるのは疑う余地もないです。
ただ、子供の頃から競争の価値観で育って人が簡単に比較癖を一朝一夕で直せるものでもありません。
同僚と比較して、同僚よりいい成績を残してやるというのが原動力で成績トップになった。
同級生と比較して、レベルの低い大学にいくと笑われるのが嫌だったから必死に勉強した。
このように、比較が原動力になっている人も多いのです。
そんな人が急に比較しなくなったら、原動力を失った無気力人間です。
比較癖がなくなったとしても、それは幸福とは呼べません。
・相手呪う癖
相手を呪ったから幸福になったという話は、森羅万象どこを探してもみつかりません。
けれど、人を呪う人の多いこと多いこと
思考実験です
【あなたが欲しいものが与えられるとします。そして、その2倍の量があなたの嫌いな人に与えられます。】
欲しいものの正解なんてものはないんですが、嫌いな相手に得するくらいなら、自分は損をしようと考えた人は不幸ですよね。
相手なんて無視して、自分の欲しいもの頼んだほうがいいに決まってます。
けれど、相手を呪うことが原動力になる人がいます。
よく聞く話が「昔笑われたのを見返したくて痩せた」とか
「いじめてきたやつを返り討ちにするために武道を習った」とか
こんな思考は不幸直行便みたいなところがありますが
痩せたことや、武道をならったことは人生にとってプラス要因ですよね。
長くなるので、この辺にしておきますが
自分のマイナス特性だと思っていても、プラス面をもたらしてくれることがあるということ。
もしそれが、あなたの原動力であったりアイデンティティーの根幹をなすものであったならば
否定せずに、受け入れて生きる道もあるということです。
頭ごなしに特性を否定しない
大切なのは、頭ごなしに特性を否定しないことです。
選択肢を沢山もつことが大切なのです。
自分の特性と今後も付き合っていったほうが幸福になるのか
それとも、自分の特性を変える努力をしたほうが幸福になるのか
それとも、使い分けることが最善なのか
絶対的な良いも絶対的な悪いもないのです。
この考え方は悪い考え方だからと、自分の頭から徹底的に締め出そうとして苦しむくらいなら
自分はそういう考え方をする人間なんだと受け入れて、コントロールする方向で生きていったほうが、苦しみは減るかなと思います。